【おすすめの洋楽】Jamie(2019)/ BRITTANY HOWARD
アラバマ・シェイクスのシンガーでギタリストのBrittany Howard(ブリタニー・ハワード)のソロ1stアルバム『Jamie』です。
“Jamie”というのは、10代の若さでこの世を去ったブリタニーのお姉さんの名前だそうで、ピアノ、詩の作り方を教わったということから、ブリタニーを一人の人間として形成してくれたとも言っていて、タイトルにした感情がわからなくもありませんね。
ただ、アルバムの内容については姉のことではなく、自分自身のことだそうです。
ジャケット
レビュー
そうそう、これだ、これ、これなんだと、聴けば聴くほど唸ってしまうようなアルバムです。久々に純粋にかっこいいと思いました。
オープニングを飾る「History Repeats」でアラバマ・シェイクスとは一味も二味も違うんだぞという準備運動をすれば、「He Loves Me」が、「Georgia」が早くも最初のピークを持ってこさせ、「Stay High」で成熟する感じです。
「Short And Sweet」は、ブリタニーの力強くも穏やかな優しみのある歌声を心地よく堪能できるでしょう。
「13th Century Metal」は、ジャムセッションから誕生したトラックで、現代ジャズの旗手となってシーンを引っ張るロバート・グラスパー、凄腕ドラマーのネイト・スミスという最強も最強なメンツのスタジオから派生したのだそうです。
ある意味このジャムセッションなる化学反応は、得体のしれないサウンドと展開を生み、面白いと思います。
ソロとしてでも十分な実力を持つブリタニー、今後も定期的なソロはもちろん、アラバマ・シェイクスとしての活動の展開に期待したいです。
昨今、本当にかっこいいロック或いはそのロックに付随した形でも、純粋に思える存在があまり思いつきません。
(探し切れていないということもあると思いますが)
ソロでも、バンドでも、自分にとっては貴重なアーティストですね。
あと、ジャケットがこれまたかっこいいので、リアム・ギャラガー同様、レコード盤を予約しています。
トラックリスト
01. History Repeats
02. He Loves Me
03. Georgia
04. Stay High
05. Tomorrow
06. Short And Sweet
07. 13th Century Metal
08. Baby
09. Goat Head
10. Presence
11. Run To Me
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません