P!nk『M!ssundaztood』(2001)レビュー:ポップスターの仮面を破り、自分の声で歌い始めた一枚
アルバム
ジャケット

アーティスト
P!nk ピンク
アルバムタイトル
M!ssundaztood
レビュー
9月に入りましたね。
というわけで、9月8日生まれのピンクの2ndアルバム『Missundaztood』を聴いてみました。
2001年にリリースされた本作は、R&B色の強かったデビュー作から方向転換し、ポップ、ロック、パンク、ソウルを混ぜ合わさったマルチな才能を発揮しているアルバムだと思います。
ピンクといえば、力強い歌声と反抗的な雰囲気を思い浮かべがちです。(私個人の見解)
そのイメージを決定づけたのが本作ではないでしょうか。
当時の空気感や状況はわかりませんが、タイトルの通り、周囲から与えられたポップスター像ではなく、自分の弱さや怒りまでさらけ出していますね。
「Get the Party Started」は、軽快なビートに乗せて始まるまさにパーティーな曲ですが、本当の魅力は、パーティーの裏側にある感情へ踏み込むところです。
「Don’t Let Me Get Me」では、自分自身にうんざりしてしまう感覚を、「Just Like a Pill」では依存や痛みを、ピンクは隠そうとせず歌っています。
特に胸に残るのが「Family Portrait」です。
両親の離婚をめぐる家庭の記憶を、子どもの目線に近い切実さで描いた曲で、華やかなポップ・アルバムの中に突然、逃げ場のない現実が現れます。
明るい曲と痛みを伴う曲が同居するため、単なるイメージチェンジでは終わりませんね。
制作面では、シンガーソングライターのリンダ・ペリーという方がが多くの楽曲に関わったそうで、ピンクのポップ・ロック路線を形作ったようです。
ピンクは、レーベルが求めるポップスター像から距離を取り、自分らしい音楽を選んだということです。
もちろん、曲によってはロック的な表現が少し大げさに感じられるかもしれません。
それでも、迷いや怒りを抱えたまま、堂々と歌う姿には強い説得力がありますね。
ちなみに、個人的にはエアロスミスのボーカルであるスティーヴン・タイラーがクレジットされている「Misery」がかなりお気に入りです。
ロックの要素も、R&Bやブルージーな要素も混ざり合い、かっこいいです。
国内盤CD
輸入盤CD import CD
レコード盤 Record LP
トラックリスト
01. M!ssundaztood
02. Don’t Let Me Get Me
03. Just Like a Pill
04. Get the Party Started
05. Respect (feat. Scratch)
06. 18 Wheeler
07. Family Portrait
08. Misery (with Steven Tyler)
09. Dear Diary
10. Eventually
11. Lonely Girl (feat. Linda Perry)
12. Numb
13. Gone to California
14. My Vietnam
Spotify
私の視聴環境
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