【レコード】After The Gold Rush(1970)/ NEIL YOUNG
1970年リリース、Neil Young(ニール・ヤング)の代表作の一つ『After The Gold Rush』のレコードを買いました。
このレコード、または『Harvest』(1972)が彼の名作とされており、一聴して思ったのが、もっと早く買っておけばよかったということです。
ジャケット、アイテム
レビュー
一聴して思った感想が、”美しい“です。
フォーク、そしてロックの音が、ニール・ヤングそのものを表しているんだなと感じます。
このレコードでは、#「Southern Man」のことが多く取り上げられますが、個人的に一番のお気に入りは、タイトルと同名の#「After the Gold Rush」です。
冒頭の#「Tell Me Why」もですが、高めのキーで歌われ、フォーク及びカントリーが話題だったであろう時代に、生まれるべくして生まれたのではないかと思うほどの雰囲気が伝わり、#「After the Gold Rush」は特にピアノが必聴です。
激しめにギターが掻き鳴らされるロックロールトラック#「Southern Man」は、アメリカ南部における黒人差別を歌っているようですが、その怒りの歌と嘆きの感情がぶつかり合っているかのようです。
#「Oh Lonesome Me」は、ドン・ギブソンというカントリーシンガーのカバーです。
たまたまオリジナルの方を聴く機会があったのですが、メロディや雰囲気が全く違うものになっています。
独りぼっちな自分の周りの様子や、これからその自分がどうしようとしているのかを歌っている内容です。
(ニール・ヤングは一部歌詞を変えているようです)
オリジナルは少し陽気な雰囲気がしますが、ニール・ヤングはどちらかというとシリアスな感じに歌い、メロディも明るいとは言えない感じになっています。英語の歌詞が分からない分、予備知識無く聴けば、普通にニール・ヤングのオリジナルと思い込むところでした。
#「Birds」もきれいなトラックですが、次作の『Harvest』に影響があるのではないかと思ってしまうような、少し寂し気な余韻が残ります。
総じて、このレコードの評価が高い理由がわかったような気がします。
フォーク、カントリー系はどちらかというといままで避けてきた方ですが、これはもっと早くに聴いておくべきでしたね。本当に名盤です。
トラックリスト
[Side 1]
01. Tell Me Why
02. After the Gold Rush
03. Only Love Can Break Your Heart
04. Southern Man
05. Till the Morning Comes(やがて朝が)
[Side 2]
01. Oh, Lonesome Me
02. Don’t Let It Bring You Down
03. Birds
04. When You Dance I Can Really Love
05. I Believe in You
06. Cripple Creek Ferry(壊れた渡し船 )
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