【CD】For Crying Out Loud (2017) / KASABIAN
2000年代のスタジアム級UKロック・バンド、Kasabian(カサビアン)の6作目『For Crying Out Loud』を購入しました。
デビュー作を聴いた時、ダークなグルーヴがクールだと感じたバンドは、瞬く間にフェスのトリを飾るようなモンスター・バンドになっていった印象があります。
前作はエレクトロニックなビート感がさく裂していましたが、今作はギターを押し出すといったような事前情報がありました。果たしてどうなのでしょうか。
ジャケット、アイテム
ステッカー封入、また、タワレコ特典でしょうか、写真には載っていませんが、ポスターも付いていました。
レビュー
ギター全開!というわけではありませんが、前作よりもギターを押し出している趣が強く、かといってエレクトロニックの要素を排除せずに、うまい具合に取り入れられたアッパーなトラックが揃い、勢いのあるアルバムだと思います。
つまり、このアルバムはライブでの盛り上がりがイメージしやすく、今年のソニックマニア、サマーソニック両方のフェス出演で来日が決まっている彼らのパフォーマンスの為に、予習がしやすいのではないかと感じます。
先行で公開されていた#「You’re In Love With A Psycho」が、少し大人しく感じるくらい#「Ill Ray (The King)」、#「Twentyfourseven」は、責めているのではないでしょうか。
#You’re In Love With A Psycho
また、#「Good Fight」、#「Wasted」、#「Comeback Kid」も分かりやすく、ライブでもすぐに馴染めるのではないかと思います。
#「Are You Looking For Action?」は、前作のテイストに似ているところがあり、8分を超す構成になっています。
#「Bless This Acid House」はブチ上げ要素満載のトラック、ライブで盛り上がる様子が目に浮かびます。
#13~#17はボーナストラックのHome Demoということで、アコギ主体です。興味がある方は国内盤でチェックしてみてください。
アーティスト名及びアルバム名は忘れてしまいましたが、ライブを意識したアルバム作りをしたというのを聞いたことがありますが、今回のカサビアンもそういった雰囲気を少しばかり感じます。
しかし、単純にノリノリだとか、パーティーアンセムだ、などということではないですが、デビュー時の危ういダーク感とグルーヴはかなり薄れたアルバムだと思います。
そういったテイストを求めて聴くと、感覚にズレが生じると思いますので、そこを考慮したうえで気になる方は聴いてみてください。
なお、初回限定盤2枚組の2枚目は、2016年5月に行われたライブ盤です。
トラックリスト
[Disc 1]
01. Ill Ray (The King)
02. You’re In Love With A Psycho
03. Twentyfourseven
04. Good Fight
05. Wasted
06. Comeback Kid
07. The Party Never Ends
08. Are You Looking For Action?
09. All Through The Night
10. Sixteen Blocks
11. Bless This Acid House
12. Put Your Life On It
13. Twentyfourseven(Home Demo) (bonus)
14. You’re In Love With A Psycho(Home Demo) (bonus)
15. Wasted(Home Demo) (bonus)
16. Bless This Acid House(Home Demo) (bonus)
17. Put Your Life On It(Home Demo)(bonus)
[Disc 2] Live at King Power Stadium
01. Underdog
02. bumblebeee
03. Shoot the Runner
04. eez – eh
05. Fast Fuse
06. Days Are Forgotten
07. I.D.
08. British Legion
09. Doberman/ Take Aim
10. Put Your Life On It
11. Stuntman
12. L.S.F.
13. stevie
14. Vlad the Impaler
15. Fire
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