【CD】Hearts That Strain (2017) / JAKE BUGG

2017年10月3日楽曲, 音楽

短いスパンで届けられたジェイク・バグの新作『Hearts That Strain』です。

全体的に”穏やか”という単純な表現しか思い浮かばないのですが、やはり環境が与える影響はあるようで、今作は米国ナッシュビルにて、カントリーミュージックのエンジニアが参加していることが色濃く反映されているのと、ジェイク・バグ自身の表現できる幅の広さを認識できる才能が窺えます。

ジャケット、アイテム

JAKE BUGG Hearts That Strain CD

レビュー

個人的には、待ってました!な雰囲気のアルバムです。

穏やか、そしてアコースティックな雰囲気は、ぜひともやってほしかったことの一つでした。

今年(2017年)の来日公演で、アコースティックでプレイしていた楽曲もよかったのですが、今作はほとんどがロックンロールから離れていると思います。


# How Soon The Dawn

先行公開されていた#「How Soon The Dawn」を聴くと、前作までのイメージとはガラリと違い、期待していた甲斐がありました。

#「In The Event Of My Demise」は、60年代を感じさせるような、今作で一番のお気に入りです。

#「Waiting feat. Noah Cyrus」では、女性ボーカルを起用するなど、新たな試みもあり、いろいろと試そうというよりも、素直な表現を実行しているんだと思いながら聴いています。

デビュー当初、ボブ・ディランを引き合いに出されていた理由が、ここにきてやっと感じられてきたような気がします。

歌詞の内容とは別に、サウンド面や声質が、どことなくディランに近いと感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、次作ではまた別の一面を表現するかもしれませんが、変化を恐れずどんどんと表現してもらいたいと思います。

トラックリスト

01. How Soon The Dawn
02. Southern Rain
03. In The Event Of My Demise
04. This Time
05. Waiting feat. Noah Cyrus
06. The Man On The Stage
07. Hearts That Strain
08. Burn Alone
09. Indigo Blue
10. Bigger Lover
11. Every Colour In The World
12. Against The Grain (bonus)

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