【おすすめの洋楽】Ocean Avenue(2003)/ YELLOWCARD
いわゆるハードコア系統の鳴り方が、ポップでもあり、エモーショナルでもあり、そしてそこに疾走感が加わり、泣きメロがあれば完璧な勢いが生まれていた2000年代初頭の雰囲気にガッチリとあてはまり、そのタイミングに迷わず反応し、食いついたのがこのイエローカードというバンドです。
2017年に既に解散してしまっていますが、こういったハードコア、パンク、ポップ・パンクというカテゴリーは、最終的にはエモーショナルの”エモ”という形に落ち着いているようです。
ジャケット
レビュー
エモは、メロディアス、感情的、疾走感、をエモーショナルに、且つ心情に訴えかけるような音楽性であれば該当しますが、このイエローカードはまさにその通りで、どうしても抑えきれない、うまく説明できない感情や衝動を突き動かす感覚が、このメジャーデビューアルバムからは感じられます。
一発でノックアウトしたのが、# Way Away です。
涙を隠す為に走らなければならないほどの泣きのメロディに、ヴァイオリンの音色が加わることで、感情がすぐに昂ります。
パンク系のバンドにヴァイオリニストが在籍しているのは珍しく、個人的にも注目するポイントだと思いました。
何でしょうね、抑えきれない心情を、性急なメロディーに乗ったサウンドが、泣きそうになるくらいに走り抜けたい衝動に駆られます。
アルバムタイトルと同名トラック # Ocean Avenue も良いです。
サマーソニックで彼らを観たことがありますが、ライブだとヴァイオリンの存在が少し薄いように思いました。
単独のステージだと、また違った印象を受けるかもしれません。
# Only One のように、若干疾走感が抑えられているとしても、エモーショナルな面があるといいですね。
爽やかさだけではなく、心を一気にわしづかみするようなサウンドにやられてしまう人も多いと思います。
私にとって、10代の頃に忘れてきたアオハルですね。
トラックリスト
01. Way Away
02. Breathing
03. Ocean Avenue
04. Empty Apartment
05. Life Of A Salesman
06. Only One
07. Miles Apart
08. Twentythree
09. View From Heaven
10. Inside Out
11. Believe
12. One Year, Six months
13. Back Home
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