【おすすめの洋楽】Ode To J.Smith(2008)/ TRAVIS

楽曲, 音楽

前作『The Boy With No Name』からわずか1年というインターバルでリリースされた『Ode To J.Smith』は、自主レーベルからのリリースになりました。

ジャケット

TRAVIS Ode To J.Smith

レビュー

2ndアルバム以降において、トラヴィスにとってのヘヴィネスを久々に鳴らしたアルバムではないかと思います。

しかし、トラヴィスの印象が『12 Memories』とは真逆といっていいほどのアプローチになったが故のチャートの伸び悩みがあったのだそうです。

ヘヴィネスというとトラヴィスにとっては言い過ぎですが、「Something Anything」を聴けばわかるかもしれません。

「Something Anything」

 

曲は良く、ロックとしては差し障りのないものですが、これをトラヴィスがやることで何か違和感を覚えてしまう人もいるかもしれませんね。

前作『The Boy With No Name』の大規模ツアーの勢い(=制作意欲)がそのままアルバムに乗っかるとこうなるんだなぁというある種の流れもあることで、このアルバム自体の意義も納得できそうです。

「J. Smith」もトラヴィスにしてはかなりエッジが効いたギターサウンドを放っているのではにでしょうか。

といっても、トラヴィス節が変わってしまったものばかりではなく、「Last Words」なんかはこのアルバムの中でもかなりお気に入りですね。

涙腺を刺激するなんていう表現はよくありますが、トラヴィスがどう振り切れようとも、この感覚はどこかにありますね。

でも、トラヴィスだって少しくらいはロックしたいでしょう。

こういうアルバムもあっていいんです。

トラックリスト

01. Chinese Blues
02. J. Smith
03. Something Anything
04. Long Way Down
05. Broken Mirror
06. Last Words
07. Quite Free
08. Get Up
09. Friends
10. Song To Self
11. Before You Were Young
12.Sarah (bonus track for Japan)