【おすすめの洋楽】WHO(2019)/ THE WHO

2019年12月9日

前作『Endless Wire』から実に13年ぶりの新作ではあるものの、その前作は一体なんだったのかというくらいの戸惑いもあったアルバムでしたが、今作『WHO』はその心配を吹き飛ばしてくれたザ・フーという大物バンドの、”力が抜けた”力強い作品と言えます。

簡単に言えば、最高です。

ジャケット

THE WHO WHO

レビュー

新しいアルバムが出る、と聞いた時、正直ワクワク感はそれほどなく、こういった伝説的な大物バンドやアーティストの精力的な活動には敬意を表したい反面、新作はそれほど取り上げられない故に盛り上がりにも影響があるものと思っていました。

しかし、先行公開された「Ball and Chain」や「All This Music Must Fade」で、何かわからいけれども”期待が出来るのでは?”と、予感させるものを感じました。

私の中でザ・フーは一番のお気に入りアーティストと言っても過言ではありませんが、1stアルバム『My Generation』とのセットが前提です。

個人の好みといえば好みにはなりますが、世界的には『My Generation』よりも、後の『Who’s Next』や『Tommy』、『四重人格』などが人気であり、高い評価を受けています。

それに、前作のアルバムはいったいなんだったのか?という、ある意味印象的になってしまったと言えるアルバムをリスナーである自分が引きずっているように感じていました。

ただ、先行トラックを何度も聴いたうえで、これは期待したいし、出来るのでは?という直感から、まだ届いていませんが限定盤のレコードを即座に予約注文しました(笑)

「All This Music Must Fade」

 

『四重人格』以来の最高傑作と言っているようですが、個人的にはあまり気にしていません。

「Ball and Chain」

 

Spotifyを利用していることもあり、アルバム全体は既に聴き終えましたが、期待以上の満足感を得られました。

なんというか、パワーがみなぎっているとでもいうのか、全体のクオリティーが本当にすごいです。

ここまでパワフルな内容になっているとは、失礼ながら期待感は薄かったものの、見事に覆してくれました。

「I Don’t Wanna Get Wise」

 

先行トラック以外では、「I’ll Be Back」、「Break The News」などがいいですね。

ドラマーのキース・ムーン、ベースのジョン・エントウィッスルは既に他界し、オリジナルメンバーは現状、ヴォーカルのロジャーとギターのピートの2人のみです。

それでもザ・フーはザ・フーであり、ビートルズのポール・マッカートニーやリンゴ・スター、ローリングストーンズの面々と並び、精力的に活動しているザ・フーは、やはり英国3大バンドに堂々と存在していることが再確認されたように思います。

2019年の最後を締めくくる、最高なアルバムだと思います。

文句なしで2019年のNo.1です!(個人的に)

トラックリスト

01. All This Music Must Fade
02. Ball and Chain
03. I Don’t Wanna Get Wise
04. Detour
05. Beads On One String
06. Hero Ground Zero
07. Street Song
08. I’ll Be Back
09. Break The News
10. Rockin’ In Rage
11. She Rocked My World

海外デラックス盤ボーナス・トラック
12. This Gun Will Misfire
13. Got Nothing To Prove
14. Danny and My Ponies

ボーナス・トラック
15. Sand (Demo)