【おすすめの洋楽】Overgrown Eden（2003）/ INME
2003年は、UKをはじめとしたギターロックバンド、楽曲が今と比べれば最盛期だったように思いますが、その中の一つに、この英国のロックバンド、Inme（インミー）のデビューアルバム『Overgrown Eden』も入ります。
ジャケット
レビュー
UKラウドロックの部類に入るのか、メンバーはイケメンで（笑）二十歳そこそこながら渋いヴォーカルと、へヴィ・ロックやメタルで放出されそうなギターサウンドは、当時のUKラウドロック界の新星だったのではないかと思います。
アメリカっぽい印象を最初に受け、ラウドもさることながら、グランジといった面も否定できません。
「UnderDose」は、なにか沸々とマグマのごとくもがき、エネルギーと共に吐き出されるようなトラックで、「Crushed Like Fruit」もラウド系ではありますが、タフネスな静と動の行き来を堪能できます。
「Crushed Like Fruit」
また、エフェクターをうまく利用したメロウな曲もあり、そこに乗る渋いヴォーカルは、ラウドだけでなく繊細なファルセットも披露され、一つ一つの音も発する言葉も、意外と繊細なメロディになっています。
英国の有名へヴィ、メタル、ラウド系をまとめた有名雑誌の表紙を飾るなど、本当に期待の新星として取り上げられていました。
レーベルの閉鎖や、本作以降のリリースでメンバーチェンジ等あったようですが、長く続いてもらいたいバンドの一つです。
トラックリスト
01. Underdose
02. Firefly
03. Wounds
04. Lava Twilight
05. Natural
06. Her Mask (P.A.)
07. Energy
08. Crushed Like Fruit
09. Icewarm
10. Trenches
11. Neptune
12. Mosaic
