Sunnan『Spaghetti Soul』(2026)レビュー:夕暮れの西部劇から、心の奥へ旅をする

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

Sunnan スッナン

アルバムタイトル

Spaghetti Soul

レビュー

スッナンは、スウェーデンのダーラナ地方というところで結成された5人組のバンドです。

ソウル、フォーク、サイケデリック・ロック、ジャズを映画音楽のような空気に溶かし込む彼らは、自分たちの音楽を「シネマティック・ソウル」と呼んでいいるそうで、本作は2枚目のアルバムとなるようです。

タイトルに”夕暮れの西部劇”なんていう形容を用いたんですが、映画監督のセルジオ・レオーネの西部劇や、作曲家のエンニオ・モリコーネを思わせる乾いた風景があります。

ただし、銃声の響くような荒野ではなく、旅の途中で自分の感情を見つめ直す場所があるような雰囲気があったり、古い映画のような音なのに、歌われるのは現代の孤独や誰かとつながりたい願いだったりするなど、過去と現在が重なっているような感じがあります。

冒頭のインストゥルメンタル「Arvet」は、遠くへ連れていくような神秘的な序章です。

続く「Longing To Miss You」では、穏やかなフォーク・ボーカルに口笛やオーケストレーションが重なり、想いが少しずつ膨らんでいきます。

Longing To Miss You

懐かしいのに、聴いたことのない風景が浮かぶような曲です。

「Illuminous」ではサイケデリックな霞がかかり、「Blue」ではジャングリーなギターと広いハーモニーがいいですね。

中でも「Sail」は、60年代のローリング・ストーンズを思わせるギターとクラシック・ソウルが出会うような、古いレコードから偶然見つけた名曲のようでありながら、現代的な美しさがあります。

「Sunday Afternoon」は、ゆるやかなドラムとブルース・ギターで、何もしない午後の幸福を描いているような感じで、全体をとして音の余白や声の重なりを味わうアルバムですね。

映画のような音楽で、遠くへ行くような雰囲気が味わえます。

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レコード盤 Record LP

トラックリスト

  1. Arvet
  2. Longing To Miss You
  3. Illuminous
  4. Blue
  5. Sail (Lady In Waiting)
  6. Takes Me Back
  7. Sunday Afternoon
  8. Echoes In Time
  9. I Need You
  10. ARP 3000

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私の視聴環境

レコードプレーヤー TEAC TN-350

ヤマハ ネットワークレシーバー

スピーカー ONKYO オンキョー D-012EXT(D)

Google Pixel Buds(ワイヤレスイヤホン)

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