The Rolling Stones『Foreign Tongues』(2026)レビュー:転がり続ける王者が放つ、不屈のロックンロール
アルバム
ジャケット

アーティスト
The Rolling Stones ザ・ローリング・ストーンズ
アルバムタイトル
Foreign Tongues
レビュー
もはや説明不要なロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの新作です。
経歴や詳しい情報は他の専門家やファンに任せるとして、これを書いているリリース解禁当日、新作がリリースされるという事前情報以外は、あえて積極的に情報を掴まず実際に聴きましたが、衰えなどというあまりにも失礼な懸念は皆無でしたね。
前作『Hackney Diamonds』からわずか3年足らず。
結成から60年以上を経てなお、彼らがこれほどまでに瑞々しく、かつ攻撃的なエネルギーを保ち続けているという事実は、もはや奇跡を超えてロックの真髄そのものを見せつけられているような気分になりますね。
同時に、「現役」であり続けることの尊さと、彼らが今なおロックの頂点に君臨する理由を改めて証明する、力強いステートメントでもあります。
オープニングを飾る「Rough And Twisted」の、特有のリフと、ミックの挑発的な歌声が絡み合う瞬間に、彼らが再び「戦場」に戻ってきたことを確信するかのようです。
プロデューサーのアンドリュー・ワットとのタッグは今作でも冴え渡り、ヴィンテージな質感を大切にしながらも、2020年代の空気感を絶妙にブレンドさせたサウンド・プロダクションが見事です。
「In The Stars」や「Jealous Lover」で見せる、彼ら独自のブルース・ルーツの深化と、そこから派生する多彩な音楽的アプローチも今作の聴きどころです。
特に「Divine Intervention」での、重厚なグルーヴと内省的なリリックの融合は、彼らが長いキャリアの中で培ってきた知性と感性が、現代社会の歪みや政治的な閉塞感に対する鋭い批評性へと昇華されていることを物語っています。
ストレートなロックンロールから哀愁漂うバラードまでを網羅した構成は、ブルースというルーツがありながらも、まさにザ・ローリング・ストーンズの真骨頂という感じですね。
今作のリリース記念として公開されていた公式のポッドキャスト『Speaking In Tongues』の翻訳を見る限り、彼らは安住することなく、常に新しい刺激を求め、自らの限界を突破しようとする魔法を持っているみたいです。
彼らが鳴らす音の一つ一つには、これまで歩んできた歴史の重みと、未来へと続く飽くなき情熱がまた凝縮されましたね。
彼らが単なるレジェンドではなく、今この瞬間を最も激しく生きる表現者であることを再認識させられましたね。
また、冒頭で述べましたが、個人的な情報遮断を行ったつもりでしたが、昨今の情報社会があふれる時代において、一切の遮断は難しいものです。
一つ情報に触れてしまったのが、カバー曲です。
新作という期待と合わせて、密かに楽しみにしていたのが、エイミー・ワインハウスのカバー曲「You Know I’m No Good」ですね。
エイミー・ワインハウスという天才的シンガーの楽曲を、現在進行形の伝説でもあるストーンズのカバーという贅沢な楽曲として再解釈されるような期待は、想像以上の表現とカッコよさでした。
ちなみに、「Beautiful Delilah」もチャック・ベリーのカバー曲です。(ザ・キンクスなどもカバーしています)
国内盤(限定版)(SHM-CD)(Blu-ray Audio付)
トラックリスト
01. Rough And Twisted
02. In The Stars
03. Jealous Lover
04. Mr. Charm
05. Divine Intervention
06. Ringing Hollow
07. Never Wanna Lose You
08. Hit Me In The Head
09. You Know I’m No Good
10. Some Of Us
11. Covered In You
12. Side Effects
13. Back In Your Life
14. Beautiful Delilah
Spotify
私の視聴環境
Creative Pebble ブラック
音声入力3.5mm ピンプラグ接続
電源USB端子接続 低音用
パッシブラジエーター搭載
出力4.4W アクティブ スピーカー
SP-PBL-BK







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