The Verve『Urban Hymns』(1997)レビュー:街の片隅から、永遠に残る歌が聴こえる

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

The Verve ザ・ヴァーヴ

アルバムタイトル

Urban Hymns

レビュー

洋楽ロック好き、とりわけUKロック好きなら説明不要の名盤の一つとして名高いのが、このザ・ヴァーヴの3rdアルバム『Urban Hymns』ではないでしょうか。

個人的な印象にもなりますが、バンドは1st、2ndまでサイケデリックで浮遊感のあるロックを鳴らしているイメージがありました。

しかし本作では、壮大なギターの轟音よりも、ストリングスやアコースティック・ギター、ゆったりとしたグルーヴが前面に出ています。

いわゆるブリットポップの時代に、都会の孤独や大人になる痛みを描いたアルバムという印象を受けます。

まずやはり最初に耳を奪われるのは「Bitter Sweet Symphony」でしょう。

印象的なオーケストラと歩き続けるようなリズム、アシュクロフトの堂々とした歌声。

華やかな曲の中心にあるのは、思い通りにならない人生を抱え、それでも進む人の姿です。

Bitter Sweet Symphony

Youtubeでの再生回数が13億を超えているモンスター級かつ不屈の名曲ですね。

「The Drugs Don’t Work」は、さらに内側へ向かうバラードです。

美しいメロディの裏側には、薬では消せない悲しみや喪失感があり、アシュクロフトの声がその痛みを隠さず伝えてきます。

一方、「Sonnet」や「Lucky Man」には、傷つきながらも誰かを求め、明日を信じようとする柔らかな光がありますね。

「Space And Time」「One Day」「Velvet Morning」では、次第に穏やかな朝の空気へ変わるような感じがしますね。

すべてが解決したわけではない、しかし、夜を越えた人だけが見られる景色があります。

このアルバムはは、壮大で美しいのはもちろん、大きな成功の裏側にある不安まで含め、奇跡的に一つの形へまとまった作品ではないでしょうか。

街の風景まで少し違って見えてくるほど「Bitter Sweet Symphony」は本当に名曲ですね。

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トラックリスト

1. Bitter Sweet Symphony
2. Sonnet
3. The Rolling People
4. The Drugs Don’t Work
5. Catching The Butterfly
6. Neon Wilderness
7. Space And Time
8. Weeping Willow
9. Lucky Man
10. One Day
11. This Time
12. Velvet Morning
13. Come On

Spotify


私の視聴環境

レコードプレーヤー TEAC TN-350

ヤマハ ネットワークレシーバー

スピーカー ONKYO オンキョー D-012EXT(D)

Google Pixel Buds(ワイヤレスイヤホン)

Air Pods(エアポッズ)

Creative Pebble ブラック
音声入力3.5mm ピンプラグ接続
電源USB端子接続 低音用
パッシブラジエーター搭載
出力4.4W アクティブ スピーカー
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