The Style Council『Café Bleu』(1984)レビュー:モッズの魂が、ジャズとソウルの街角へ
アルバム
ジャケット

アーティスト
The Style Council ザ・スタイル・カウンシル
アルバムタイトル
Café Bleu
レビュー
ポール・ウェラーが中心となって在籍していたバンド、ザ・ジャム解散後の最初のフル・アルバムとして、9月11日生まれのキーボーディスト、ミック・タルボットと結成したザ・スタイル・カウンシルの1stアルバム『Café Bleu』を改めて聴いてみます。
ザ・ジャムの熱いパンクやモッズを知る人ほど、本作の柔らかさには驚くのではないでしょうか。
ギターを振り上げるような衝動は控えめに、ジャズ、ソウル、ポップ、ファンクが溶け合い、ロンドンの小さなカフェから午後の光が流れ込むようです。
冒頭は、タルボットのピアノが中心のインストゥルメンタル「Mick’s Blessings」。
鍵盤から始まる構成に、新しい音楽への意志が表れていると感じますね。
続く「The Whole Point Of No Return」では、洗練された音の中に、社会批判とウェラーの反骨心が残ります。
「The Paris Match」は、Everything But The Girlのトレイシー・ソーンをボーカルに迎えた曲。
距離を置いた歌声と夜の街を思わせる演奏が美しい曲です。
「My Ever Changing Moods」は、ウェラーの歌とタルボットのピアノを中心にした親密な仕上がりです。
「You’re The Best Thing」では70年代ソウルの甘さを、「Headstart For Happiness」ではディー・C・リーとの掛け合いを楽しめます。
インストゥルメンタルや実験的な曲も多く、その大胆さも魅力があり、音楽的な好奇心を解放した作品のようにも感じますね。
静かな午後にも、気取った夜にも似合うおしゃれなアルバムだと思います。
なお、「My Ever Changing Moods」については、本作に収録されているのがボーカルと、アコースティック・ピアノのみで構成されたシンプルなバージョンですが、フルバンドによるアップテンポのシングルバージョンもあります。
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国内盤CD
レコード盤 Record LP
トラックリスト
- Mick’s Blessings
- The Whole Point of No Return
- Me Ship Came in!
- Blue Cafe
- The Paris Match
- My Ever Changing Moods
- Dropping Bombs on the Whitehouse
- A Gospel
- Strength of Your Nature
- You’re the Best Thing
- Here’s One That Got Away
- Headstart for Happiness
- Council Meetin’
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