【おすすめの洋楽】True Meanings(2018)/ PAUL WELLER

2018年9月18日

リリースのペースが早いですね。

2018年の5月に還暦を迎えましたが、円熟味を増しているのはもちろん、それだけ精神的にも体力的にも意欲的なのは、ファンとしてかなり嬉しいところです。

ジャケット

PAUL WELLER True Meanings CD

レビュー

今作は、アコースティックギター、ストリングスをメインとし、ジャケットの印象がそのままサウンド構成、メロディに反映されていると言えるのではないかと思います。

つまり、ロックンロールを一旦置いています。

オーケストレーションもあるので、優雅な雰囲気も感じられるトラックもありつつ、少し物悲しいようなメロディもあるので、この時期(秋)だからこそのアルバムになっていると勝手に思い込みながら聴き入っています。

今年2018年にリリースされた新作の中では、かなり評価したいですね。

冒頭を飾る「The Soul Searchers」は、ザ・ゾンビーズのロッド・アージェントがハモンド・オルガンを披露しています。

「The Soul Searchers」(Lyric Video)

 

ロッド・アージェントは、「White Horses」でもピアノとメロトロンで参加しています。

「Movin On」は、プロデュース、エンジニア、ミックスなど、詳しいことはよくわかりませんが、多くの人物が関わっているトラックだそうです。

「Movin On」(Lyric Video)

 

先行で発表されていた「Aspects」も、今回のアルバムに収録されています。

アルバム全体の方向性になるのでは?と予想されていましたが、凡そそうだったのではないかと、一聴したかぎりは感じます。

「Aspects」(Lyric video)

 

ただ、「Gravity」が5年前(2013年)の時点で既に書き上げられていたようで、そこから今回のアルバムのアイデアに繋がっているのだそうです。

個人的なお気に入りのトラックは、「May Love Travel With You」です。

国内盤のボーナストラックにある、インストゥルメンタルバージョンの「May Love Travel With You」も合わせて好きなんですが、インストゥルメンタルバージョン故の美しさが特に気に入っています。

穏やかに、心優しくありつつ流れていくメロディに心打たれます。

なお、このアルバムには、フォーク・レジェンドのマーティン・カーシー、ダニー・トンプソン、リトル・バーリー、ルーシー・ローズ、ノエル・ギャラガーといったそうそうたる顔ぶれが参加しています。

また、”Kotono Sato”という日本人女性の名前もクレジットにあるんですが、SIRENというストリング・カルテットのメンバーで、ロンドンを拠点にしているヴァイオリニストです。(国内盤のライナーノーツには、彼女のコメントもあります)

様々な要素があるアルバムですが、ロックをそぎ落とし、繊細で柔らかな優しさをまとっています。

かっこよさは当然ブレずに仕上がっています。

またライブで観てみたいですね。

トラックリスト

01. The Soul Searchers
02. Glide
03. Mayfly
04. Gravity
05. Old Castles
06. What Would He Say?
07. Aspects
08. Bowie
09. Wishing Well
10. Come Along
11. Books
12. Movin On
13. May Love Travel With You
14. White Horses
15. May Love Travel With You (instrumental) bonus
16. Books (instrumental) bonus

※国内盤は、15、16がボーナストラックです