【おすすめの洋楽】Not Your Kind Of People(2012)/ Garbage

2018年9月14日楽曲, 音楽

Garbage(ガービッジ)は、ニルヴァーナなどのプロデュースで有名なブッチ・ヴィグを中心に、スコットランド出身の女性ボーカルであるシャーリー・マンソンをはじめとしたメンバーで構成されたロックバンドです。

アルバム『Not Your Kind Of People』は通算5枚目となります。

ジャケット

Garbage Not Your Kind Of People CD

レビュー

ガービッジの1stアルバムは1995年にリリースされていますが、やはりニルヴァーナをプロデュースしたブッチ・ヴィグが有名で、バンドとしても期待され、それに応えるかのように1st『Garbage』が500万枚以上、98年には2nd『Version 2.0』が600万枚以上というセールスを記録しています。

そして5枚目となる今作は、ベストアルバムを挟むものの、実に7年ぶりのアルバムとなっており、それまでの様々なトラブルを経ての復活作と言われているアルバムです。

ブランクの心配もされていたようですが、冒頭「Automatic Systematic Habit」からその心配を払しょくし、きっちりと復活した認識を得られるのに加え、個人的にはオルタナティブなロックの再認識としてとらえています。

「Blood For Poppies」

 

グランジというイメージだけでなく、純粋なオルタナティブロックとしてこのアルバムのことは認識しています。

ガービッジというと、やはり1stや2ndが代表的なアルバムとして挙げられることが多いようですが、その頃の雰囲気を踏襲しつつ、ポップのエッセンス、ガレージやパンクの顔をときおりのぞかせるアルバムになっていると思います。

ロックンロールの衝動といういわゆる”激しさ”はありつつも、アルバムタイトルと同名トラック「Not Your Kind Of People」のような、ボーカルもメロディも穏やかさのあるようなトラックも好きですね。エモーショナルです。

単純なポップパンクやエモといった傾向になるのではなく、グランジの排除もしないバランスがこのアルバムにはあります。

平均年齢が50代を超えてなお、クオリティを追及してる姿勢はすごいことでもあります。

ロックンロールの衰退ともいわれている昨今、流行り廃りがある中でも、自分たちの軸をぶらさず進んでいってもらいたいです。

トラックリスト

01. Automatic Systematic Habit
02. Big Bright World
03. Blood For Poppies
04. Control
05. Not Your Kind Of People
06. Felt
07. I Hate Love
08. Sugar
09. Battle In Me
10. Man On A Wire
11. Beloved Freak
12. The One
13. What Girls Are Made Of
14. Love Like Suicide (Japan bonus)
15. Bright Tonight
16. Show Me

※国内盤のトラックリストです