【おすすめの洋楽】Tapestry（つづれおり）（1971） / CAROLE KING

2018年12月3日2018年12月4日楽曲, 音楽

キャロル・キングの『Tapestry（つづれおり）』は、歴代名盤の中に必ず出てくるアルバムです。

メロディ、歌唱力、どれも素晴らしいんですが、この時期だからこそ聴き入ってほっとしたいというのもあります。

ジャケット

レビュー

1971年発表、全世界で2000万枚の売り上げを記録しているアルバム『Tapestry（つづれおり）』は、”シンガーソングライター”を確立したとまで云われていて、その実力の結果として、グラミー賞4部門を受賞しています。

しかし、キャロル・キング自身、音楽活動初期の頃は歌手としての失敗もあったようです。

その影響で、シンガーソングライターではなく、ソングライターとしてのキャリアを積み重ね、後世に語り継がれていく多くの楽曲を生み出しています。

そんな彼女の実力そのものとも言えるこのアルバムは、心を打つ力強さも、優しさも、苦しさもミックスされた彼女の歌声、メロディが詰まっています。メロディセンスのレベルの高さがうかがえるでしょう。

「I Feel The Earth Move」は、日本でも自動車のTVCMに使用されていた記憶があります。

続く「So Far Away」「It’s Too Late」でたたみかけるように、ハイクオリティなメロディに包まれ、「You’ve Got A Friend」「Tapestry」は素直に”優しい”です。

その優しさは、無意識にこのアルバムでは人間の穏やかな感情を普遍の空気で肯定してくれます。

メロディが丁寧で、耳に馴染むというお手本にもなり、単語一つ一つを掴みやすく、英語の教科書に採用しても良いくらい素敵なアルバムです。

トラックリスト

01. I Feel the Earth Move
02. So Far Away
03. It’s Too Late
04. Home Again
05. Beautiful
06. Way over Yonder
07. You’ve Got a Friend
08. Where You Lead
09. Will You Love Me Tomorrow?
10. Smackwater Jack
11. Tapestry
12. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman

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