Led Zeppelin『LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン I)』(1969)レビュー:刻みはじめたロックの地鳴り

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン

アルバムタイトル

LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン I)

レビュー

レッド・ツェッペリンのデビューアルバム『LED ZEPPELIN』は、ロック史に新たな地平を切り開きました。

ヤードバーズの終焉から生まれたこのバンドは、それまでのブルース・ロックを遥かに凌駕する「ヘヴィ・ブルース」という新たな概念を提示したともされ、世界中のロックファンに衝撃を与えたようです。

今は亡き伝説的ドラマー、ジョン・ボーナムの存在は欠かせません。

5月31日生まれの彼が、当時20歳という若さで叩き出したドラムは、まさに地鳴りのようであり、その圧倒的なパワーとグルーヴは、ロックドラムの概念を根底から覆しました。

「Good Times Bad Times」の冒頭で聴かれるバスドラムの連打は、聴く者の度肝を抜き、彼の唯一無二のスタイルを決定づけました。

Good Times Bad Times

彼のドラミングは、単なるリズムキープに留まらず、楽曲全体を牽引する推進力となり、レッド・ツェッペリンのサウンドの核を成していますね。

ブルースを基調としながらも、ジャズやファンク等の音楽からの影響も感じさせる彼のプレイは、その後のロックドラマーたちに計り知れない影響を与えました。

もちろん、このアルバムの魅力はジョン・ボーナムだけではありません。

ジミー・ペイジのブルースを基盤とした革新的なギターリフと、時にアコースティックな繊細さを見せるプレイ。

ロバート・プラントの、荒々しくも情感豊かなボーカル。

そして、ジョン・ポール・ジョーンズの堅実でありながらも創造性に富んだベースラインとキーボード。

この4人の才能が奇跡的に融合し、完璧なバンド・アンサンブルを築き上げています。

「Dazed and Confused」のサイケデリックな展開、「Communication Breakdown」の疾走感、「Babe I’m Gonna Leave You」のアコースティックな美しさなど、どの曲も彼らが単なるブルースの模倣者ではなく、それを新たな次元へと昇華させた真のクリエイターであることを証明していますね。

正直、個人的にロックに興味を持ち始めたころ、なぜか積極的に聴いていなかったこともあり、ツェッペリンの魅力を味わおうとしなかったことは後悔しているような気持になりますが、60年代後半のロックシーンにおいて、このアルバムがもたらした衝撃は計り知れなかったのだろうと想像します。

ロックバンドが持っていた枠を打ち破り、よりヘヴィで、よりダイナミックなサウンドを追求した彼らの姿勢は、その後のハードロックやヘヴィメタルの礎を築いたと言っても過言ではありませんね。

半世紀以上経った今でも、このアルバムが持つ「衝撃」は色褪せることなく、多くのロックファンを魅了し続けているのは、彼らの音楽が持つ普遍的な力と、決して妥協しないアーティストとしての魂が宿っているからでしょう。

リアルでもインターネットにおいても、ロックにおける音楽情報では、未だにレッド・ツェッペリンという名前が挙がり、ドキュメンタリー映画にもなったりなど、その計り知れなさの序章(1stアルバム)だというのがいい意味で恐ろしいですね。

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トラックリスト

1. Good Times Bad Times
2. Babe I’m Gonna Leave You
3. You Shook Me
4. Dazed and Confused
5. Your Time Is Gonna Come
6. Black Mountain Side
7. Communication Breakdown
8. I Can’t Quit You Baby
9. How Many More Times

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私の視聴環境

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