Giant Rooks『IF HEAVEN EXISTS, THIS MIGHT BE IT』(2026)レビュー:天国は、遠くではなく今ここにある
アルバム
ジャケット

アーティスト
Giant Rooks ジャイアント・ルークス
アルバムタイトル
IF HEAVEN EXISTS, THIS MIGHT BE IT
レビュー
ジャイアント・ルークスは、ドイツのハムというところで2014年に結成されたロック・バンドです。
洗練されたメロディと、生楽器にシンセサイザーを重ねた広がりのある音が特徴で、本作は3枚目のスタジオ・アルバムです。
アルバムタイトルは、遠い理想郷を探しているような印象を受けましたが、愛や喪失、孤独を経験したあと、求めていたものは日常の中にあったのではないかという視点の変化が、全体を包んでいます。
現代的な音の中にも、手で触れられるような温かさを残しています。
「The Better Life」や「Blood On The Dashboard」では、透明感のある音の中に、簡単には晴れない感情がにじみます。
「Slow Dance (For A Minute)」は、永遠ではない瞬間を抱きしめたいという曲。
きらめくシンセとメロディが、時間を一度止めるようです。
「Want It Back」や「The Future Is Cancelled」では、失ったものへの未練や先の見えない時代への戸惑いが描かれます。
「The Waves」はSolannとの共演で、声と音が重なる浮遊感のある一曲で、終盤の「Everything We Need Is Right Here」は、本作の答えのように響きます。
本作は、孤独を誰かと分け合える感情へ変えていくような、今ここにある小さな光に気づくためのアルバムです。
国内盤CD
トラックリスト
- The Better Life
- Blood on the Dashboard
- Slow Dance (For a Minute)
- Baby, Please
- Parachute
- Want It Back
- The Future Is Cancelled
- If Heaven Exists ? feat. Conic Rose
- The Waves ? feat. Solann
- Everything We Need Is Right Here
- Notes to a Younger Self
Spotify
私の視聴環境
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