【おすすめの洋楽】A Rush of Blood to the Head『静寂の世界』(2002)/ COLDPLAY

2018年8月19日楽曲, 音楽

今や英国を代表するロックバンドの一つ、コールドプレイの、2002年におけるグラミー賞でベスト・オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞している2ndアルバムです。

様々な音楽雑誌から評価の高いアルバムであり、個人的にもコールドプレイの過去最高のアルバムだと思います。

ジャケット

COLDPLAY A Rush of Blood to the Head『静寂の世界』(2002)CD

レビュー

「Politik」の駆け上がるように沸点に到達し、すぐに落ち着く、そしてまた沸点にいくような波のある冒頭のトラックから始まるこの2ndアルバムは、”シンプルかつ繊細”という表現をよく使われていたのが印象に残っています。

個人的には、”シンプルかつ繊細”に”大胆さと憂いにも思える優しさ”が加味されているのではないかと思います。

続く「In My Place」では、身をゆだねられるようなトラックで、ミドル~ロウテンポですが、ギターロックそのものでもあります。

「In My Place」

 

「The Scientist」は、これぞまさしくシンプルで繊細という表現にぴったりなトラックです。

「The Scientist」

 

歌の内容的に、過去を取り戻せたらといったようなことが表現されています。

それに試行錯誤し、(叶わなくとも)どうにかしよう繰り返し考えることから、まるで”科学者”のようなものなんだということになるのかなぁと思いながら聴いています。

ミュージックビデオは逆再生ですが、歌っている口元はしっかりと歌詞通りですね。

撮影時はかなり時間がかかってしまったのだとか。

続く「Clocks」では、一転してピアノの旋律が駆けていきます。

「Clocks」

 

単純な美メロという表現では表せない魅力があります。

ピアノは決して複雑なメロディではなく、単調ではあるものの、繊細さと大胆さと力強さが印象的です。

また、アルバムタイトルと同名のトラック「A Rush of Blood to the Head」も好きです。

直訳すると、”アタマに血が昇る”なんですが、邦題で”静寂の世界”というのになったのはなぜなのかわかりませんが、私は好きなセンスですね。

どういう思いや経緯で”静寂の世界”になったのかはわかりませんが、アルバム全体とジャケットのデザインから導き出すとすれば、とても優れた邦題だと感じます。

そういった面から、”大胆さと憂いにも思える優しさ”も感じるような、まさに”シンプルかつ繊細”な2000年代を代表する名盤です。

トラックリスト

01. Politik
02. In My Place
03. God Put a Smile upon Your Face
04. The Scientist
05. Clocks
06. Daylight
07. Green Eyes
08. Warning Sign
09. A Whisper
10. A Rush of Blood to the Head
11. Amsterdam