【おすすめの洋楽】Kind(2019)/ STEREOPHONICS

2019年11月8日楽曲, 音楽

コンスタントにアルバムをリリースしてくれる、もはやウェールズの雄、良心的ロックバンド的な認識もあるStereophonics(ステレオフォニックス)の新作『Kind』です。

ジャケット

STEREOPHONICS Kind

レビュー

毎度感じるこの安定感は、もはや習慣として根付いてしまった感のあるステレオフォニックスの新作リリースですが、安定感というよりも、楽曲や歌声から感じる”安心感”といった表現の方が正しいかもしれませんね。

冒頭「I Just Wanted The Goods」から、ブレないロックンロールのグルーヴと声を発揮しています。

そしてこれぞ安定感というか、安心感のある「Fly Like An Eagle」は大人な哀愁を帯びたようなドラマチックな雰囲気があり、落ち着きもあります。

「Fly Like An Eagle」

 

ヴォーカルのケリー・ジョーンズ、やはり最高にいいロックンロールの声を持っていますね。

全体を通して、落ち着いた感じの印象を受けるアルバムですが、あえてそこを狙っているように思えませんし、適度にミドルテンポなロックの「Bust This Town」もいいですね。

「Bust This Town」

 

これぞステレオフォニックスだ、と威張るのではなく堂々と君臨している感じのするアルバムです。

また、コアなファンならお気づきかもしれませんが、アルバムリリース前に発表されてた「Chaos From The Top Down」は今作には収録されていません。

どうやら、アルバム全体の雰囲気等に合わないという理由で収録されなかったようですね。

これはこれで好きですけどね。

「Chaos From The Top Down」

 

トラックリスト

01. I Just Wanted The Goods
02. Fly Like An Eagle
03. Make Friends With The Morning
04. Stiches
05. Hungover For You
06. Bust This Town
07. This Life Ain’t Easy(But It’s The One That We All Got)
08. Street Of Orange Light
09. Don’t Let The Devil Take Another Day
10. Restless Mind

※デラックスエディションは2枚組でデモ音源などを収録