【CD】Kinks（1964）/ THE KINKS

2018年6月27日2018年6月28日楽曲, 音楽

60年代にデビューした、ザ・ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーといったUKロックバンドの面々の中で、一番地味とされているのがThe Kinks（ザ・キンクス）です。（まぁそこが良いと思うんですが）

そのキンクスが再結成というニュース速報は、やった！というより、ふふっとなぜか笑ってしまいました（笑）

新作も作成中ということで、定期的にチェックしていこうと思います。

その記念（？）といわけでもないのですが、彼らのデビュー・アルバムについて記事を書きます。

ジャケット

レビュー

なんといっても、# You Really Got Me が彼らの代名詞ですね。

説明不要の名曲です。

では、他の曲についてどうなのかというと、なかなか良質なトラックが入っています。

冒頭のトラック # Beautiful Delilah は、チャック・ベリーのカバーです。初っ端からキンクス特有のビートとやんちゃ感が出ていていいですね。

また、チャック・ベリーのカバーでもう1曲あるのが、# Too Much Monkey Business です。

これはキンクスだけでなく、いろいろなアーティストがカバーしていて有名だと思います。もちろんキンクスが歌っても最高です。
（改めて歌詞を見ると、”横浜へ行った”なんてのも歌われているので、じっくり見てみると面白いと思います。）

ボーナストラックの # Too Much Monkey Business は、少しテンポが速いバージョンとなっているので、聴き比べてみるのも面白いかもしれません。

# Just Can’t Go to Sleep も好きですね。この時代特有の雰囲気が感じられます。

私が持っているCDは、ボーナストラックが追加されたバージョンですが、リリース当時は14曲、そのうち6曲がカバーだったこともあり、オリジナルが少ないということに残念がる方もいるようですが、これはこれで私は別に気になりません。

いわゆるキンキーサウンドというのがどういうものなのかいまいちよくわかりませんが、カバー曲が多くても、このアルバムから始まったようですね。

全体的に音が軽く（悪く言えばスカスカしたような感じ）、歌い方もどこか変な気もしないでもないというところが、まさにキンクスなのだという感じで勝手に捉えています。

ガレージロックっぽさもありますが、他とは違う地味さ加減とひねくれ具合がいい味を出していますね。

（# Bald Headed Woman は、ザ・フーも歌っています）

そういえば、 # You Really Got Me は、理想のサウンドに近づけるためにギターシールドをカミソリでズタズタにしてから収録したというのをどこかで見たことがありますが、本当なのでしょうか（笑）

そういったユニークな逸話も含め、キンクスはおすすめです。

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【CD】The Kink Kontroversy（1965）/ THE KINKS
【CD】Face To Face（1966）/ THE KINKS

トラックリスト

01. Beautiful Delilah
02. So Mystifying
03. Just Can’t Go to Sleep
04. Long Tall Shorty
05. I Took My Baby Home
06. I’m A Lover Not A Fighter
07. You Really Got Me
08. Cadillac
09. Bald Headed Woman
10. Revenge
11. Too Much Monkey Business
12. I’ve Been Driving On Bald Mountain
13. Stop Your Sobbing
14. Got Love If You Want It
15. Long Tall Sally *
16. You Still Want Me *
17. You Do Something To Me *
18. It’s Alright *
19. All Day And All Of The Night *
20. I Gotta Move *
21. Louie, Louie *
22. I Gotta Go Now *
23. Things Are Getting Better *
24. I’ve Got That Feeling *
25. Too Much Monkey Business *
26. I Don’t Need You Anymore *

*15 – 26 bonus tracks