【CD】Tranquility Base Hotel + Casino(2018)/ ARCTIC MONKEYS

2018年5月13日楽曲, 音楽

今、個人的に最も期待のできるロックバンド、英国シェフィールド出身のArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)の6枚目のアルバム『Tranquility Base Hotel + Casino』がリリースされたので、当然購入しました。

もはやロックという無意識の感覚が的外れなくらい”変わった”、ユニークなアルバムです。

実験的? ロック? そもそもジャンルとは?

ジャケット、アイテム

ARCTIC MONKEYS Tranquility Base Hotel and Casino CD

ARCTIC MONKEYS Tranquility Base Hotel and Casino CD

ARCTIC MONKEYS Tranquility Base Hotel and Casino CD

タワレコ購入時の特典:ステッカー

レビュー

これはアークティック・モンキーズの5作目までのイメージからはかけ離れた、かなり奇妙な、どういうアルバムなのか説明するのがとても難しいです。

故に、今作は音楽専門誌や評論家の言葉を、あまり真に受けない方がいいでしょう。

まずジャケットは、架空のホテルの模型だそうですが、50年代や60年代(の視点・立場)から見た未来のホテルなんじゃないかと想像しながら眺めています。
(いい感じに絶妙なダサさが◎ ヴィンテージ感も感じます)

架空のホテルを舞台にした内容とのことですが、リリース前の情報でもあったように、アルバムタイトルにある”Tranquility Base”は、月面の[静かの海]にある静かの基地という意味で、アポロ11号が1969年に着陸した場所のこと。

いい意味で既に怪しいコンセプトですが、サウンドも歌詞の内容も難解です(笑)

なので、コンセプトに従うように、短編のストーリーが語られているような感覚で聴いています。

全体的にミドルからスローなテンポを占めるトラックで、むしろロックの枠が無いとも言えます。

では、ポップソングやEDMかといえばそうではなく(インタビュー記事ではヒップホップなどの他の要素の影響はあるとアレックスは答えてましたが)、ミュージカルやブロードウェイのような表現とも言えない、鳴っているのは音楽ではあるものの、今までにない”何か”を取り入れようとしている頭の中が、どうのように解釈し、どのように消化すればいいのか答えを導き出せません。

制作時にピアノを用いたり、テーム・インパラのベーシストなど、多くのミュージシャンが参加しているということで、幅広いサウンドが生まれていること、そして純粋にかっこいなと思ったのが# Four Out Of Fiveで、ロックの枠が無いと感じつつも、ロックが消えているわけではないことがわかります。


# Four Out Of Five

驚きと嬉しさは感じるものの、決してそれらはハイテンションではなく、何かあるんじゃないかと探求心をくすぐられつつ、しとしとと雨が降る静かな日に聴きたくなるようなアルバムです。

トラックリスト

01. Star Treatment
02. One Point Perspective
03. American Sports
04. Tranquility Base Hotel + Casino
05. Golden Trunks
06. Four Out Of Five
07. The World’s First Ever Monster Truck Front Flip
08. Science Fiction
09. She Looks Like Fun
10. Batphone
11. The Ultracheese

Youtube

※とりあえず1回聴いただけの印象です。

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