【おすすめの洋楽】The All-American Rejects(2003)/ THE ALL-AMERICAN REJECTS

2018年11月20日楽曲, 音楽

いわゆるエモというジャンルにおけるバンドたちが絶賛され、最高の盛り上がりを見せていたころ、このThe All-American Rejects(ジ・オール・アメリカン・リジェクツ)もそのバンドの一つです

エモではありますが、良質なポップなロックで、独特な青春の甘酸っぱさと爽やかなサウンドと少しのやんちゃ具合もいい味を出していたように思います。

ジャケット

CD THE ALL-AMERICAN REJECTS

レビュー

アメリカ合衆国オクラホマ州のロックバンド、オール・アメリカン・リジェクツのデビューアルバム『オール・アメリカン・リジェクツ』です。

Rejects = “ガラクタ”・・・そう聞くと所詮ガラクタはガラクタか?と思いましたが、いや、そうではないかもしれないですね。たとえそれが全てのアメリカの”ガラクタ”であったとしてもです。

バンド名の和訳をすると”全アメリカのガラクタ”となりますが、決して寄せ集め程度のサウンドではなく、むしろそういったイメージとは真逆で、瑞々しく、爽やかなメロディーラインを放っています。

思春期という感情起伏が激しいアンバランスの中で、限定的にキラキラした時期とそうでない時期(=失恋含めた恋愛的なもの)の空気を真空パックにしたようなアルバムですね。

アルバムからの先行シングル「Swing,Swing」は非常にポップで馴染みやすく、叫びたいときだってあったんだ、と思春期の頃なら誰でも体感していたことを代弁しているような曲でもあります。

その他にシングルカットされた「The Last Song」「Time Stands Still」も良質なポップソングですが、全体を通しては似通った印象も否めないリスナーも多いと思います。

ただ、青春系のポップソングがちりばめられたアルバムはむしろそういったもので、逆に彼らの方がそれを理解したうえで開き直っているのではないかとも思います。(故に自分たちのことを”ガラクタ”だと皮肉っているのかなと想像してみたり)

しかし、なんだかんだで本デビュー作はジワジワと売上を伸ばし、100万枚に到達しています。

「Swing,Swing」がシングルチャートに長く居座ったことも影響しているでしょう。

そしてこの先、彼らは絶大な人気を誇る地位へと達していくことになります。

トラックリスト

01. My Paper Heart
02. Your Star
03. Swing, Swing
04. Time Stands Still
05. One More Sad Song
06. Why Worry
07. Don’t Leave Me
08. Too Far Gone
09. Drive Away
10. Happy Endings
11. The Last Song


All-American Rejects (import CD)