コールドプレイの新作に備え、過去作を再聴。『A Head Full Of Dreams』編

楽曲, 音楽

前作の『Ghost Stories』から、単純に元気やテンションを取り返した、戻ってきただけでなく、開き直ると言うとこれまた単純すぎるので、何か困難を乗り越えて、どこまでも羽ばたいていけるような感覚を味わえる7作目の『A Head Full Of Dreams』です。

ジャケット

COLDPLAY A Head Full Of Dreams

レビュー

『Mylo Xyloto』のカラフル感に、何か障壁(Ghost Storiesの時期)を乗り越えてたどり着いたかのような達成感に似た感覚があります。

「A Head Full Of Dreams」

 

テンポが早めの「Birds」の次の「Hymn For The Weekend」は、ヴォーカルに世界的歌姫のビヨンセが参加して、クオリティのずば抜けた歌唱力の高さを見せつけています。

「Hymn For The Weekend」

 

「Everglow」はこのアルバムの中でもお気に入りの一つです。

「Everglow (Single Version) 」

 

“Everglow”というのは英単語にはなく、どんな意味なんだろうと思いました。

歌っている内容としては、恋愛要素としての寂しさや不安などが見て取れますが、このタイトル自体の意味としては逆に追及しない方がいいかもしれませんね。

イントロのピアノの旋律の美しさで、コールドプレイのある種の普遍的価値が確立していく感じがしますね。

上記のYoutubeはシングルバージョンとなっていますが、アルバムに通常収録されているものもどちらも素敵です。

そして「Adventure Of A Lifetime」は、ライブでテンションが爆上げされるトラックで、CGのサルのミュージックビデオも面白いですね。

「Adventure Of A Lifetime」

 

“Adventure Of A Lifetime”は、人生の冒険といったような意味になると思いますが、このミュージックビデオのメイキングでは、実際にメンバーがモーションキャプチャーで撮影している様子がうかがえます。

彼らにとって、これも人生の冒険の一つかもしれませんね。

「Amazing Day」では、人生という生きている日々の大円団といったような、全てを思い描いて謳歌しているような壮大感がありますね。

「Up&Up」は、なんとノエル・ギャラガーがギターで参加しています。

「Up&Up」

 

そういえば、ちょうどこのアルバムが出る前にインタビューでノエルが、とある大物アーティストのアルバムに参加しているといったことを言っていましたが、まさかコールドプレイだったとは思いもしませんでした(笑)

奇跡は起こせないけど、やれるだけのことはやるといって承諾したようですが、すごくいい曲だと思います。

『A Head Full Of Dreams』、つまり頭の中いっぱいの夢としてノエルの参加も叶えられたのかもしれませんね。

トラックリスト

01. A Head Full Of Dreams
02. Birds
03. Hymn For The Weekend
04. Everglow
05. Adventure Of A Lifetime
06. Fun (feat. Tove Lo)
07. Kaleidoscope
08. Army Of One
09. Amazing Day
10. Colour Spectrum
11. Up&Up

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