The Strokes『Reality Awaits』(2026)レビュー:2026年の夏、私たちが目撃する「リアリティ」の真髄
アルバム
ジャケット

アーティスト
The Strokes ザ・ストロークス
アルバムタイトル
Reality Awaits
レビュー
米国のロックバンド、ザ・ストロークスが通算7枚目となるスタジオアルバム『リアリティ・アウェイツ』をリリースしました。
2000年代初頭にロック・リバイバルの旗手として世界を席巻した彼ら。
個人的にもお気に入りバンドの一つです。
サマーソニック2026のヘッドライナー出演も控えており、日本でのライブを目前に控えたこのタイミングで届けられた新曲群にワクワクしている人も多いのではないでしょうか。
オープニングを飾る「Psycho Shit」は、ジュリアン・カサブランカスの気怠くもエモーショナルなボーカルと、ニック・ヴァレンシとアルバート・ハモンド・ジュニアによる緻密なツイン・ギターの絡み合いがいいですね。
アルバム全体を通して、プロデューサーのリック・ルービンとの再タッグによる、無駄を削ぎ落としたソリッドなサウンド・プロダクションが光ります。
「Dine N’Dash」や「Lonely in the Future」といった楽曲では、現代社会の閉塞感や不確実性を、彼ら独自のウィットとシニカルな視点で描き出した、まさに2026年の「リアリティ」そのものなのかなと感じます。
本作において、個人的に印象に残ったのは「Falling out of Love」ですね。
切なくも美しいメロディ・ラインと、後半に向けて加速していくエモーショナルな展開は、彼らの新たなクラシックになることを予感させるようです。タイトなドラム、激しさを伴わないうねるようなベース・ラインが作り出す強固な土台の上で、ジュリアンの歌声がかつてないほどの説得力を持って響き渡ります。
サマソニのステージで、これらの新曲がどのように鳴り響き、私たちの心を揺さぶるのでしょうか。
その瞬間を想像するだけで、楽しみにしている方もいるでしょう。
トラックリスト
01. Psycho Shit
02. Dine N’Dash
03. Lonely in the Future
04. Falling out of Love
05. Going to Babble On
06. Going Shopping
07. Liar’s Remorse
08. The Fruits of Conquest
09. Tyrants of the Mellow Moon
Spotify
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