【おすすめの洋楽】Young Sick Camellia(2018)/ ST. PAUL AND THE BROKEN BONES

2019年4月3日楽曲, 音楽

“アラバマ州”、”アラバマ・シェイクス“といった単語が出れば反応せざるを得ません。

St. Paul & the Broken Bones(セント・ポール・アンド・ザ・ブロークン・ボーンズ)というアーティストの3rdアルバム『Young Sick Camellia』を聴いてみました。

ジャケット

ST. PAUL AND THE BROKEN BONES Young Sick Camellia

St. Paul & the Broken Bones(セント・ポール・アンド・ザ・ブロークン・ボーンズ)

セント・ポール・アンド・ザ・ブロークン・ボーンズは、米国アラバマ出身の超本格派8人組ソウル・ファンク・バンドです。

アラバマというと、やはり個人的にはアラバマ・シェイクスを連想しますが、このバンドもアラバマ出身です。

ソウルフルな歌声というと黒人の方特有の突出した能力として勝手な思い込みをしていましたが、このバンドはほとんどが白人の方だそうです。

アラバマ・シェイクス同様、地元ではかなり人気なようですね。

レビュー

どこか懐かしさもあるようなヴォーカル、サウンドですね。

まず最初に聴いた「Apollo」という曲からそう感じました。

「Apollo」

 

全体的には、ロック、ソウル、ジャズ・ファンクにそれぞれ通じるような感じで、かといって懐古主義な面で終わるのではなく、現代の要素も取り入れられている器用なバンドという印象です。

しかしながら、いい味を出しているバンドですね。

ソウルフルなヴォーカルは、オーティス・レディングの名前が挙げられるほどアラバマという特別な場所を体現しているのではないでしょうか。

「GotItBad」

 

同郷のアラバマ・シェイクスとの比較もされるようですが、ライブの様子を見ると、いろいろ動き回ったりしていて、お茶目というか(笑)、観ていて面白そうだと思ったのと、バラード系の楽曲では、歌声にじっくり浸れる感じがしました。

アラバマ・シェイクスとは対極なのかというとそうではなく、アラバマ・シェイクスがエクストリームな刹那があるとすれば、セント・ポール・アンド・ザ・ブロークン・ボーンズには、楽しさや力み過ぎない雰囲気で包まれる魅力があります。

アラバマ・シェイクスは改めて、そしてセント・ポール・アンド・ザ・ブロークン・ボーンズも好きになりましたね。

ビルボードでの単独来日があります。

行かれる方は楽しんできてください!

ビルボードライブ大阪:2019/4/15(月)
1st Stage Open 17:30 Start 18:30
2nd Stage Open 20:30 Start 21:30

ビルボードライブ東京:2019/4/16(火)
1st Stage Open 17:30 Start 19:00
2nd Stage Open 20:45 Start 21:30

「Call Me」※前作に収録

トラックリスト

01. Cumulus pt.1
02. Convex
03. GotItBad
04. NASA
05. Mature pt.2
06. Apollo
07. Mr.Invisible
08. Hurricanes
09. Dissipating pt.3
10. LivWithoutU
11. Concave
12. CaveFlora pt.1
13. Bruised Fruit
14. GotltBad(live)
15. Flow With It(You Got Me Feeling Like)(live)


Young Sick Camellia (Japan Version) Amazon Unlimited Music

「Call Me 」収録

Half the City Amazon Unlimited Music