【オーディオ】YAMAHA R-N303 を2年使っての感想(適宜更新)
ヤマハのネットワークレシーバー(プリメインアンプ)『YAMAHA R-N303』を購入しておよそ2年が経過したので、使用感を記事にしてみようと思います。
といっても、何をどう基準にすればいいのか肌感は人それぞれなので、私個人としての音楽ライフ、ライフスタイルを軸に書いていこうと思います。
ちなみに、音の良し悪しや高低の細かい聴き分けはできませんし、迫力や厚み、立体感などの表現、エイジング云々はよくわかりません。
音の大小や雑音(ノイズ?)程度なら多少はわかると思いますが、基本的には多くのユーザーさんのように耳は肥えていません。
自分自身のライフスタイル(音楽ライフ)を基準に書いていきます。
R-N303 総評あれこれ
まず純粋に、買って良かったのか悪かったのかと言われれば、
買って良かった
と言えます。
自分の音楽ライフにいかにフィットし、自然体となっていくかがポイントでした。
故障もなく、動作不良もなく、元気に動いています。(2020年5月10日時点)
シンプルを求めたデザイン感
レトロ感、ヴィンテージ感といった雰囲気が実は好きですが、シンプルであることも好みの要素にあります。
正面の液晶画面がデジタルではなく、アナログの針でメーターのようになっていればかっこいいのにと思ったこともありましたが(笑)、ネットワークレシーバーとして多機能であり、全体的に見たときに無駄の無い四角でシンプルな筐体が良いと思います。(まぁこういったものはほとんどが四角ですが)
シルバーとブラックの2色展開になっていますが、ブラックを選んだのは、音楽再生機器類は全体的に落ち着いた色合いを目指したためです。
2.サイズ感は大きいものだと割り切る
質量が7.2kg、外形寸法(幅×高さ×奥行)は次のようになっています。
435W×141H×340D mm(脚部、突起物を含む)
435W×202H×340D mm(無線アンテナ直立時)
写真は雑誌「rockin’on」と比べた感じです。
シンプルであることは、同時にスマートでもあってほしいのですが、そもそもアンプは小さくないもの(小さいものもあるかもしれませんが)というように割り切っていた部分もあったのと、部屋に用意しようと考えていたレコードラックの上に置くことを想定して選びました。
|
|
探せばもっとあったんだと思いますが、結果的にはこの機種になりました。
十分な機能
そもそもアンプとは何か?から私は入ったんですが、音を増幅するということというのは文章的に理解しても、本質的な理解をするには程遠いと思い、単純に音楽再生機とスピーカーを繋ぐ中間機程度だと思っておくことにしました(笑)
ただ、このR-N303は、レコード(外部プレーヤー)とスピーカーを繋ぐこと以外では、Bluetooth、Spotify、radikoなど、機能面において私のライフスタイルにフィットした点が多いのが良いと思っています。
当初はレコードプレーヤー、CDプレーヤー、スピーカーのケーブル接続を基本に、ウォークマンをBluetooth接続し、音楽を楽しんでいましたが、現在では、CDプレーヤーとウォークマンの利用を廃止し、レコードはもちろん、ノートパソコン、スマートフォンでSpotifyを再生、radikoでラジオ聴取するといったネットワークレシーバーとしての機能を活かし(?)、音楽ライフを楽しんでいます。
中でもSpotifyのプレミアム登録によって、ノートパソコンまたはスマートフォンなどの再生機器とR-N303が接続され、室内ではもちろん、モバイルとしても充実したと感じています。
※SpotifyをR-N303で再生するには、プレミアム登録が必要
また、私自身テレワークでラジオを聴く(というか流している)機会がグンと増えたこともあり、これほどラジオの音を流しているのは久々です。
苦ではない操作感
上記のようなリモコンが付属していますが、MusicCast CONTROLLERというスマホのアプリがあるのはありがたいです。
レコードをかける以外、ほぼこのアプリで操作が可能です。
ベッドで寝ころんだまま、電源のON/OFFがアプリでできるのが何気に便利です。
というか、アプリが用意されているのは当たり前なのかな?とも思います。
無難な価格
気になるのはやはり価格でしょうか。
購入先はオンラインショップの「オーディオ逸品館楽天市場店」で、42,015円(税込)でした。(購入時:2018年1月)
※この内、延長保証料 2,001円
オーディオ機器はどうしても高級なイメージがあり、何十万、何百万が当たり前で、ケーブルだのなんだのといったものもピンからキリまであるとはいえ、総じて値段が高いものだと思っていましたし、実際そうですよね。
しかし、オーディオ機器の買い替えとなるとまぁまぁの出費は当然なので、そこはもう仕方がないものとしていろいろと探していて、少なくとも購入した金額の倍は覚悟していましたが、初心者ということもあり、行きついたのが本機です。
ちなみに、本記事を書いている時点(20202年5月)での価格を見てみると、かなり安くなっていますね(笑)
|
|
自分のライフスタイルを考えれば、いい買い物だったのではないでしょうか。
現在の「R-N303」環境
現在のR-N303をとりまく環境、接続状況は次のようになっています。
常時物理的に繋いでいる機器は、
・レコードプレーヤー(TEAC TN-350)
※左側に黒い布がかかっているものです
・スピーカー(ONKYO D-012EXT-D 2ウェイ・スピーカーシステム 2台)
※左側にもあります
※上に乗っているのは電源ケーブルです
・ラックスマン製 真空管ハーモナイザー・キット(雑誌付録)
※R-N303の上にある灰色の箱です
で、
Spotify、radikoをスマホまたはパソコンから無線で繋いでいます。
また、物理的なケーブル類については、付属品のもを使っており、別途何かを求めて特別に用意したものではありません。
ラックスマン製 真空管ハーモナイザー・キットは付属の接続ケーブルが無かったので買いましたが、家電量販店で一般的なものを買いました。(赤と白のやつ)
R-N303を選んだ理由
前述でもいろいろ書いたつもりですが、もっとライフスタイル寄りで様々な理由が重なったタイミングでもありました。
買い替え時期
“買い替え“という何のオチもなく、ありきたりな理由が大きいかもしれません。
数年使用していたミニコンポの調子がすこぶる悪かったタイミングでもあり、そろそろ買い替え時かなと思っていた頃でした。
パソコンを除き、当時の保有音楽再生機器はONKYOのミニコンポ(CD)とAppleのiPod nanoで、iPod nano本体をセットして再生できる専用ドックも併せて購入しており、コンポでのCD再生はもちろん、iPod nanoに入れた音楽もコンポから再生できるというものでした。
家電量販店で、ONKYOジャンパーを着たスタッフさんに実演してもらい、納得して購入したものでしたが、CDの読み込みで頻繁にエラーが出るようになっていました。
クリーナー用のCDを用いたりしたものの、限界だったようです。
ミニコンポはシルバー系だったこともあり、次は違うものを!という感覚も働いたので、ブラックの筐体を選んだのでしょう。
アナログブームへの乗っかり
ちょうどレコードにも興味が出てきた頃でした。
正直、レコードは古いものという認識がありましたが、Youtubeでレコードが回転している様を見て、なんてオシャレなんだと感じたこともあり、自分の(形から入るにしても)理想のライフスタイルには欠かせない!と思いました。
既にメディアでもアナログブームが再燃されていたことを考えれば、結果的にそのブームに乗っかっただけですね(笑)
しかし、60年代の洋楽が好きだということもあり、その時代の音楽を聴けば聴くほど、当時は間違いなくレコードから鳴っていた音楽ではないか?という妄想気味な感覚が強くなっとこともあるでしょう。
レコードプレーヤーを買ったとしたら、スピーカー、アンプも揃えないと、という感じになっていきます。
ストリーミング再生(サブスク)
レコードに興味が出てきたと同時に、サブスクによるストリーミングにも興味が出ていました。
一見相反するのでは?と自分でも思いましたが、ライフスタイルに当てはめてみると必然だったのかもしれません。
しかし、ミニコンポの買い替え時、iPod nanoも更に古いものだったので、ウォークマンも買いました。
が、この時点ではまだサブスクではなく、CDからパソコンにデータを取り込み、ウォークマンへデータ転送して聴いていました。
なぜにウォークマンを買ったのかというと、”物理的な操作性“を求めていたのが一番の要因で、その次に”ハイレゾを聴いてみたいから“というものでした。
購入したウォークマンは、ソニーのWALKMAN Aシリーズ NW-A46HN [32GB]でした。
曲を次へよく飛ばす性分なので、ポケットから取り出さずにポチポチとできたので便利で、通勤時をメインに移動の際によく使いました。
また、ハイレゾ対応ということで(スピーカーも対応)、楽しみにしながら聴いてみたものの、正直よくわかりませんでした。
それを引き金に、CDを買うこともなぜか極端に減り、レコードを買うほうが次第に増えていきました。
そうなると、ウォークマンに入れる曲は増えないどころか、容量の問題もあったことから、2年弱の使用で終わってしまいました。
しかし新しい音楽は聴きたいので、思い切ってサブスクのストリーミングサービスに切り替えることにしました。
洋楽をメインで聴くことや、フリープランで使い勝手に慣れていたSpotifyを選択しました。
物理的な圧迫はレコードになり、モノを増やさないことがよく言われる昨今ですが、大好きなものなので全く苦ではありません。
CDをほぼ買わなくなったことにより、日本語訳やライナーノーツに触れる機会は減りましたが、本当に良いと思うもの、ライフスタイルとして音楽が鳴る環境にフィットするならレコードを買い、それ以外はSpotifyからモバイルでも部屋の中でもスマートに楽しめるようになったのではないかと思います。
(ワイヤレスイヤホンにしたのも良かったと思っています)
その他疑問点など
機器そのものについて特に良かった点を挙げたわけではありませんが、とにかく自分のライフスタイルに合う部分が多かったところが個人的な評価である一方、マイナス面というか、反対の面にも触れておいた方がいいでしょう。
清掃メンテナンスが実は大変?
この写真は筐体の上側を撮ったものなんですが、埃がふりかかることにより、放熱の穴から中に入ってしまうのでは?という心配があります。
放熱するための穴だと思うんですが、何かを被せるのはよくないだろうし、ラックのようなものに納めるスペースもないので、ハンディモップ等で、ことあるごとに埃を取り除いています。
そもそも精密機器は常に綺麗にすべきだというのはわかるんですが、こういうものなんでしょうか。
埃が入ってしまうことによって故障してしまうかもしれないという心配がありますが、今のところ元気に動いています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません